副業と言えばコレといくらい人気が高まっているのが物販ですが、古物、つまり中古品を売買するにあたって必要になってくるのが『古物商許可申請』です。これから物販を始めようという方は申請しておきましょう。

　とは言っても、古物商許可の申請時に19000円の費用がかかります。成功するかどうかも分からない状態でそんな出費はイヤダと思うのは全く持ってごもっともだと思います。ですので、手始めに身の回りにある自分のモノでもう使わないモノを売ってみてるなどして、物を売るということがどういうことなのか実感してからでも遅くはありません。

　古物営業法第2条2項で古物営業の定義がされています。

第二条　２　この法律において「古物営業」とは、次に掲げる営業をいう。
　一　古物を売買し、若しくは交換し、又は委託を受けて売買し、若しくは交換する営業であって、古物を売却すること又は自己が売却した物品を当該売却の相手方から買い受けることのみを行うもの以外のもの

　つまり、古物を売ったり買ったり、交換したり、委託を受けて売り買い、交換する営業が＝「古物営業」とされています。後半の古物をただ売るだけ、とか、自分が売ったその物を買った人から買い受けることだけなら古物営業とはならず、そもそも許可が必要ないというわけです。

インターネットを活用する。（メルカリ、ヤフオク）

　では次に、どこで売るかが問題になってきます。初期費用がとんでもないことになってしまうので店舗を用意するのはハードルもリスクも高いと言わざるをえません。行商に出るのも大変です。幸い現代にはインターネットという便利なものが普及していて、多くの人が毎日のようにその使っています。また、メルカリやヤフオクなどネット販売をするためのサービスも用意されているのでこれらのシステムを利用しない手はありません。

　何はなくとも登録が必要になるのでメルカリ、ヤフオクの会員になりましょう。他にもラクマなどもありますが、とりあえずメルカリ、ヤフオクから始めると良いでしょう。

　いらないと思った物がどこかで誰かに必要とされているということはよくあることです。その実感を得るためにも、価値がないと決めて廃棄する前に出品して物を売るということを肌で感じてみましょう。